いつもの環境がなくなったら・・・・。
PCを使ってプレゼンテーションやファシリテーションをしている
いつもの環境が急になくなったらどうしますか?
私は、日本だじゃれ活用協会認定のファシリテーターです。
(絶賛修行中ですが・・・・)
昨日、学童保育に通われる小学生のお子さんたちに向けて、
だじゃれのワークショップをしました。
いつもは、PCを使い、パワーポイントで作られた
スライドを使ってワークショップを進行します。
しかし、昨日は、開催先のプロジェクタのケーブルが合わず、
PCが使えない・・・・。
いつもの「当たり前だった環境」が一気に失われました。
一緒に進行していた、代表理事さんと一緒に
小さなホワイトボードを使い、模造紙を壁に貼って、
なんとかワークショップを進行させました。
私は、どうしていいのかわからず、ほぼ固まってしまっていましたが、
ホワイトボードを借りる・模造紙を使う、
→いまあるものでできることをやろう、をいっぱい教えてもらいました。
何かをする時、もちろん人それぞれに準備をし、確認をして
当日に臨みます。
思い描いていた「いつもの環境」が再現できれば、
思い通りのパフォーマンスができるかもしれません。
しかし、いつもの環境が急になくなったときに、
何ができるのか?
これがきっとファシリテーターの裁量を問われるのだと思いました。
いつもの環境が急になくなったことで、いいことが2つありました。
①お子さんたち同士の距離・お子さんたちとファシリテーターの距離が近くなった
②台本どおりの進行から少し卒業できた
模造紙に文字を書き、自分の言葉で伝える。
お子さんたちに模造紙の文字が見えるように、壁に近づいてきて集まってもらう。
お子さんたちの距離が縮まり、ファシリテーターとの距離もぐっと近くなる。
スライドを見ながら進めていたので、ちょっとでも状況が変わったり
間違えたらオロオロする自分でしたが、
いま手元にあるもので精一杯伝えないと進行できないので、
頭が高速回転しました。
【アナログ代用品】
・ホワイトボード
・模造紙
・大きめのポストイット
・開催場所の壁
・マジック
・養生テープ
壁は持ち歩けませんが、アナログな道具をバカにせずに、
持ち歩こうと決めためぐっぺでした。
事前に細かく確認をすればいいのでは?と言われそうですが・・・・・。
環境の急変は、事前の細かい確認でもカバーできないことを知りました。
かなり大変な90分間でしたが、かけがえのない経験をした
幸せな90分間でした。